「何かおかしいかも」「介護が必要になったら、どうすればいい?」「どこに相談すればいいの?」
介護が頭をよぎった時、最初から全てを調べ、決める必要はありません。
本人や家族の状況を聞きながら、必要な支援やサービスにつないでくれるのが、「あんしん長寿相談所」です。
こんな不安はありませんか?
・親が普段どんなふうに暮らしているのか、よく知らない
・将来、介護と仕事を両立できるか不安
・介護にかかるお金や、親の貯蓄について考えたことがない
・親がこれからどんなふうに暮らしたいと思っているのか、知らない
こんなサインはありませんか?
・「大丈夫」と言うが、足腰が弱ってきた
・お風呂に何日も入っていないようだ
・ポストが郵便物でいっぱいになっている
・何度も同じ質問を繰り返す、会話に違和感がある
\あんしん長寿相談所職員がポイントを解説します!/

「何かおかしい」と思ったら

もの忘れが増えた、性格が変わってきたなどの違和感は、認知症のサインかもしれません。
POINT

相談先は、高齢者本人が暮らす学区を担当するあんしん長寿相談所へ。
市外在住の場合は、お住まいの市区町村の「地域包括支援センター」へ。
あんしん長寿相談所は大津市での呼称。全国的には地域包括支援センターと呼ばれています。
ステップ1
まずは相談。あんしん長寿相談所(地域包括支援センター)へ

本人と家族から、それぞれの状況や困りごとを丁寧に聞き取ります。何が最善か一緒に考え、必要な支援につなぎます。
本人が受診や手続きに納得しない時も…
無理強いせずに、あんしん長寿相談所へ相談。
一緒に考え、タイミングを図ります。
POINT

・相談無料
・電話でも相談できます。
・家族のみで来所相談し、後日自宅訪問で本人の様子をお伺いすることもできます。
・相談からサービス利用開始まで、状況に合わせて対応します。
財産の管理などが不安な時は
成年後見制度を検討することも
詳しくは市ホームページ

心身の調子が不安な時は
医療機関を受診する
介護認定申請は行わず、通院・治療を行う人も。

認知症は早期受診で進行を抑えられる時代に

高齢者の3・4人に1人が認知症またはその前段階の軽度認知障害です。認知機能低下の原因はさまざまですが、新薬の登場で診断や治療が大きく進歩し、早期発見と介入により、症状改善や進行抑制につながる可能性があります。
市民病院では今年度から毎週火曜に「物忘れ外来」を開設しました。受診の際、かかりつけ医の紹介があるとより円滑にご案内できます※。
お話を伺い、診断から今後の暮らしまで一緒に考えます。
※紹介状をお持ちでない場合、健康保険による初診料のほか、選定療養費として7,700円が必要です。
もしかして認知症?
家族や自分自身のもの忘れが気になる人は「認知症簡易チェックサイト」でチェックしてみましょう。簡単な質問に答えて1・2分で結果を表示します。

ステップ2 介護認定を受ける

申請書を記入し、あんしん長寿相談所、介護保険課、支所のいずれかへ提出します。
後日、市の調査員がご自宅などを訪問し、認定に必要な日常生活の様子をお伺いします。
POINT

・申請書記入の相談もあんしん長寿相談所で。
・申請から認定まではおおむね1カ月程度。
※状況により日数を要することがあります。
ステップ3 相談・契約
介護認定の認定区分によって、その後の相談先が異なります。


要支援の場合はあんしん長寿相談所、要介護の場合はケアマネジャーが相談先です。
相談しながら、介護サービスを利用する介護事業者を選び、契約を結びます。
POINT

具体的なサービスの種類や利用料は、パンフレット「よくわかる大津市の介護サービス」で確認できます。あんしん長寿相談所、介護保険課、支所などで配布しています。
市ホームページからも確認できます。

ステップ4 ケアプラン作成

利用者と相談し、介護サービスを利用するためのケアプランを作成します。
POINT

プラン作成に費用はかかりません。介護保険から給付されます。
ステップ5 介護サービス利用開始

その人に合ったサービスで生活を支えます。
ステップ6 困ったときは、また相談

サービスが合わないとき、状況が変わってきたときは、ためらわずに担当ケアマネジャーやあんしん長寿相談所に相談しましょう。
気軽にご相談を!
「どうしよう」に寄り添う私たちのまちの相談所

晴嵐あんしん長寿相談所の職員に、最近の相談の様子や皆さんに伝えたいことを聞きました。



「まだ大丈夫」のうちに
一人暮らしの高齢者が増える中、「自分は大丈夫」「できるだけ介護の世話にはならない」という本人の思いから、必要なタイミングでの予防(機能訓練や病院の受診)ができないケースが増えています。その間に認知症やアルコール依存、精神的な不調、経済的困窮など、問題が重なってしまうことも。また、家族が別々に暮らしているために、本人の生活の実態をつかめていないケースも多くなっています。
一緒に考え、必要な支援につなぎます
まずは、日頃から家族でコミュニケーションをとりましょう。いざという時のことを話し合っておくことが、お互いの将来の安心につながります。不調があっても「迷惑をかけたくない」「きっと忙しくしているから」と切り出せない親世代も多いようです。直接会ってゆっくり話せるのが一番ですが、難しければ電話でも。子が気にしてくれている、と分かるだけでも親は嬉しいものです。できればお子さんからコミュニケーションを取ってみてもらえればと思います。親世代の皆さんは、早めに話すことがお子さんを助けることだと思って、元気なうちから、これからの暮らしや介護について話してみてほしいですね。「こんな時は?」「こうしたいけれど…」の不安が生じたらあんしん長寿相談所へ。健康医療、福祉、介護ケアマネジメントの専門職がそれぞれの視点から意見を出し合い、チームで皆さんの安心・よりよい生活を一緒に考えます。
「家族だけで抱えなくていい」を知ってほしい
「介護は家族でなんとかしなければ」と思っている人は多いかもしれません。しかし、家族だけで問題を抱えるには限界があります。
必要な医療や介護などの支援をしっかり受けることで、本人もご家族も、生活の質をできるだけ維持してその人らしい生活を続けてほしい。私たちはそのために日々相談を受け、必要な支援につなぐお手伝いをしています。
一人で・家族で抱え込まず、「どうしよう」と思ったときは、まず、あんしん長寿相談所へご連絡ください。
相談は、本人(高齢者)がお住まいの学区の相談所へ!
まずは電話で。65%が電話での相談です(年間相談件数延べ約35,000件)
毎月第2土曜・第4日曜は休日相談も(予約制)
市内15カ所のあんしん長寿相談所は身近な窓口です
開所時間
平日9時~17時(祝日、年末年始は休日)
※比叡のみ来所対応10時~


思いがけない介護のスタートもあんしん長寿相談所で進む先が見えました
実際にあんしん長寿相談所を利用した中川さんに、相談したきっかけや、その時感じたことを聞きました。

中川さん
東京在住。
母(80代)は大津市晴嵐学区に一人暮らし。介護認定を考えていた矢先に今回の出来事が。
母の転倒 突然始まった遠距離介護
大型連休に実家へ帰ると、「足の付け根が痛くて歩けない」と母。連休前、犬の散歩中に転倒したことは兄から連絡を受けていましたが、当初の受診では異常が見つからず、改めて病院を受診することになりました。車椅子が必要になり、インターネットで検索した福祉用具の事業所を訪ねると、介護認定について尋ねられ、まだと伝えたところ、あんしん長寿相談所を紹介していただきました。
どこに相談すればいいか分からなかった
同世代の友人間でも介護の話題は多く、地域包括支援センターのことも聞き覚えがありました。それでも、いざ自分の番となると相談先としてすぐには浮かびませんでした。とにかく病院に行かねばと目の前のことしか考えていなかったので、あんしん長寿相談所につながれたのは福祉用具の事業所さんのおかげです。
80歳を超える母はもともと少し足が悪く、離れて一人で暮らしていることもあり、不安はありました。実は、この大型連休で介護認定を受けるよう母を説得しようと思っていたんです。ただ、本人は「大丈夫」と思っているし、今の生活ができている状況の中でどう話そうか、という悩みもありました。今回の転倒は本人がその気になるきっかけになり、タイミングが合ったな、というのが正直なところです。

「どうすれば?」をそのまま相談
あんしん長寿相談所では、母の様子だけでなく、東京を行き来する私の状況についても詳しく聞き取ってくださり、今後について親身に相談に乗っていただきました。限られた時間の中で、速やかに介護認定申請の手続きを行い、的確に助言していただいたことに感謝しています。「どうすれば」という不安が解消され、安心しました。
母に合わせたサービスを選んだ
現在は、手すりや歩行器などの補助具を利用し、週2回ずつのデイサービスとヘルパーさんをお願いしています。平日には宅配のお弁当も利用しています。当初は毎日お弁当を利用することも提案していただきましたが、食事が好きな母を思い、作り置きを冷凍するなどして、土日は母の好きなものを準備することにしています。

介護だけでなく、家族のこれからも
兄と弟が関西にいますが、多忙で休みが取りにくいため、基本は私が動いています。これまで親のことや自分自身のことを家族で話す機会はほとんどありませんでしたが、今回の事をきっかけに少しずつ話すようになりました。「前から家族で話しておけばよかったな」と思っています。
今回、あんしん長寿を利用して、一人で抱え込まないことが大切だと実感しました。分からないことも相談すれば、状況に合わせて的確に答えをいただけることが分かりました。皆さんもぜひ活用してほしいと思います。
これからは実家に戻る回数を月2回から1回にし、自分の人生も大切にしながら、無理なく介護と両立していければなと思っています。
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