近年、各地で相次ぐ台風や大雨被害。大津市も例外ではありません。
「いつ」「どこへ」逃げるか、事前の確認が命を救う鍵となります。
今号では、新しくなった「防災気象情報」と最新の避難所情報をお届けします。

いつ逃げる?レベルで判断しよう

気象台が発表する「防災気象情報」は、大雨などの危険が迫っていることを知らせる情報です。5段階のレベルに合わせて、取るべき避難行動を確認しましょう。

⚫︎レベル1 早期注意情報

今後の情報に注意。マイ・タイムライン※や備蓄品の準備など、日頃からの対策を再確認しよう。
※避難行動を時系列でまとめた自分専用の防災計画。

⚫︎レベル2 大雨注意報

いつでも動き出せるように、避難のタイミングやルート、場所などを確認しておこう。

⚫︎レベル3 大雨警報
\早めに避難を開始しよう!/

避難に時間がかかる人は避難開始。それ以外の人も避難のための最終準備を整えよう。
⚫︎レベル4 【新設】大雨危険警報
\長袖、長ズボン、履き慣れた靴で避難開始!/

危険な場所から必ず全員避難しよう!
\ ” ここまでに ” 危険な場所から必ず避難! /
⚫︎レベル5 大雨特別警報

すでに命に危険が迫っている状態。直ちに身の安全を確保しよう。
\「防災気象情報」が変わりました/
令和8年5月29日から新たな運用がスタート!
新しい防災気象情報は、5段階の「警戒レベル」で整理されます。情報名にレベルの数字(1~5)を付けて発表されるため、災害時に「今、何をすべきか」が直感的に判断できるようになりました。
※上記の図は大雨を例にしたものです。災害の種類により、発表される情報は異なります。
▶︎ 押さえておきたい ハザードマップの3ポイント

- 家の周りの危険なエリアは?
マップに色が付いている場所を事前に把握しておこう - 地域にある避難所はどこ?
さまざまな災害を想定し、複数の避難場所を確認しよう - 安全に避難できるルートは?
普段使っている道の安全性や危険なエリアを避けたルートを確認しておこう
学校別は 市ホームページ
より詳しい情報は MyTownおおつ、防災ナビ
▶︎ 知っておきたい 在宅避難という選択
避難とは「難」を「避」けること。必ずしも避難所へ行くことだけが避難ではありません。
自宅に浸水や倒壊の危険がない、電気・水道・ガス等のライフラインが維持できている、食料や飲料水・生活用品などの備蓄が確保できている(最低3日、できれば1週間分)場合は、住み慣れた自宅で安全を確保する「在宅避難」も有効です。
⚫︎在宅避難のメリット
- プライバシーが守られ、ストレスが軽減される
- ペットと一緒に過ごせる
- 感染症のリスクが下がる
▶︎ 忘れたくない 過去の教訓を未来へつなぐ
過去の災害記録や、町に点在する石碑から教訓を学ぶことも、大切な防災活動の一つです。地域の歴史を知り、日頃の備えに生かしましょう。
⚫︎大津市南部豪雨災害(平成24年)
石山外畑町では、土石流により民家や道路などへ土砂が流入し、大きな被害が出ました。

⚫︎酒井神社(下阪本)の石碑
明治29年の大雨で、下阪本の全700戸が浸水。石碑には当時の水位が記録されています。

\進化する避難所!/
みんなで安心して過ごせる 避難所 に

無事に避難を終えた後、次に気になるのは避難所での生活。
近年、大津市では避難所環境の改善に取り組んでいます。
「避難所生活は大変だから」と避難をためらう前に、まずはご自身の安全確保を最優先してください。
安心して過ごせる場所へ、早めの決断をお願いします。

▶︎ 到着したらポケットおおつでスムーズに受付

ダウンロードはこちら
●待ち時間を大幅に短縮
避難所に用意された二次元コードを読み込むだけで受付が完了。受付に要する時間を大幅に短縮できます。
●個々に合った支援が可能に
家族構成や食物アレルギーなどの情報を事前に登録しておくと、適切な支援を受けやすくなります。


⚫︎通信環境の整備も
避難所で問題なく携帯電話が使えるよう、通信会社との協定に基づきWi-Fiの整備を進めています。
▶︎ 人目が気になるときはパーティション・テントでプライバシーを確保

⚫︎工具不要で手軽に設置
短時間で誰でも簡単に組み立てられます。

⚫︎デリケートなシーンも安心
着替え、授乳、赤ちゃん・介助が必要な方のおむつ替えなど、周りの視線が気になる時に、自分だけの安心した空間が作れます。
足が伸ばせるのが嬉しい
\ 入り口を閉めると落ち着くな /

\ 複数人で使える大きいサイズも /

▶︎ 就寝するときは段ボールベッドで負担を軽減

⚫︎床の硬さや冷えから体を守る
適度なクッション性が、硬い床による体の痛みや底冷えを緩和します。

⚫︎簡易的なプライベート空間に
誰でもすぐに組み立てられ、寝返りを打っても安心な強度です。ベッドに囲いが付いているため、落ち着いて就寝することができます。
\ 頑丈だから大人も安心して寝られる! /


避難所は「みんなでつくる」場所です
避難所の運営は、市・施設管理者そして避難された住民の皆さんが共同で行います。
多くの人が身を寄せる場所だからこそ、生活ルールの決定や困りごとの解決には、皆さんの協力が欠かせません。もちろん、用意されている物資が不足した際は、避難所を担当する市職員を通じて、市に設置された災害対策本部へ迅速に要請します。大変な時だからこそ、お互いに助け合い、誰もが安全で過ごしやすい場所を目指しましょう。
災害に強いまちづくりを推進中
避難所の冷暖房整備
近年の猛暑から子どもたちを守り、いざという時には避難所として避難される方の体調管理や二次被害の防止につなげるため、小中学校体育館の空調整備を順次進めています。

コンテナ型トイレの導入
停電・断水時でも微生物処理装置と太陽光発電で使える「コンテナ型移動式水洗トイレ」を導入。衛生環境の確保に努めています。

アンダーパス※の冠水防止
遠隔操作で通行止めにできる遮断機を大雨で冠水する危険性が高い「別保立体交差道」に設置し、事故を未然に防ぎます。
※立体交差する道で、水がたまりやすい箇所。

雨水貯留タンク・ますの設置費用助成
雨水を一時的に貯めることで、浸水被害の軽減や、非常時の生活用水としても役立つ「タンク」や「ます」の設置費用を助成しています。
詳しくは市ホームページ

日頃の備えが「命」をつなぎます
市では、さまざまな対策を講じていますが、災害時に最も大きな力を発揮するのは、皆さん一人一人の「事前の準備」です。例えば、使い慣れた必需品を少し用意しておくことで、避難所でも落ち着いて過ごすことができます。また、今回ご紹介した「新しい防災気象情報」や「避難所の開設情報」をどこで得るか、2~3ページでいま一度確認しておきましょう。「いつか」ではなく「今」備える。その一歩が、あなたと大切な家族、そして地域の皆さんの安全へとつながります。

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