文学のまち大津 City of Literature Otsu

歴史を受け継ぎ今も輝き続ける大津の文学。
そこに関わる人やまちの物語を言の葉にのせて届けていきます。
文化団体「グループ源氏」主宰 山本 孝子さん

私たちの団体「グループ源氏」では、源氏物語全54帖を原文で丁寧に読み進め、みんなで意見を交わす読書会を毎月2回行っています。
原文で読むことの最大の魅力は、「言葉そのものの美しさがよく分かる」ことです。一つの解釈に固定される現代語訳とは異なり、原文では行間に込められた「あえて書かれなかった真意」を自由に想像することができます。また、有名な和歌を引用する「引き歌」という技法を理解することで、紫式部の隠された意図をより深くくみ取ることができるようになります。

読書会の様子
私は、近所の方と読書会を始めたことがきっかけで、古典文学の世界に魅了されました。数ある作品の中でも、『源氏物語』には、人を愛する・愛する人を亡くす・亡き人を悼む・年老いる・男女の恋情にとどまらない親子の情愛など、時代を経ても変わらない人間の営みの全てが書かれています。だからこそ、登場人物の葛藤や悲哀が、千年の時を超えて私たち読者の心に響くのだと思います。
※「葛」の字は、正しくは中が『人』
これからも、紫式部ゆかりの地・大津で古典の灯を次世代へつなぐ活動を続けていきたいと思います。
【文学活動に興味をお持ちの方へ】
市内では、「グループ源氏」以外にも文学に関係するさまざまな団体・グループが活動されています。市ホームページでも紹介していますので、ぜひ見学に訪れてみてください。




