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【特集】\だからこの仕事が好き。/寄り添い、つながる福祉の仕事

健康・福祉
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誰もが安心して暮らせるまちを支える「福祉」の仕事。
現場では今、異業種からの転職者や子育て中の方など、多彩な背景を持つ方々が活躍しています。
今回は高齢者・障害者支援に向き合う4人の方と働きやすさを追求する2事業所をレポート。支え合い、進化する現場の「いま」をお届けします。

毎日の暮らしを支える障害者・共同生活援助

伊香立の杜ケアホーム
副主任 鍔田つばたさん

生時代、「人がやっていない仕事を」という好奇心で始めたアルバイトが、福祉の道への入り口でした。以来13年。今は、言葉での意思疎通が難しい重度の障害がある方々と生活を共にしています。

何を願い、日々を過ごされているのかーー正解のない中でも、チームで情報を共有しながら最適なケアを模索します。試行錯誤の末、心が通じ合った瞬間の喜びは何物にも代えられません。

休日は年間119日あり、育児に伴う急な休みもチームが柔軟に支えてくれます。趣味の野球観戦や家族との外出を全力で楽しみ、日焼けして出勤することもしばしば(笑)。大変なことは山ほどありますが、それ以上に「楽しい」が勝る。利用者さんの新しい一面を発見するたび、この仕事を選んで本当に良かったと実感しています。

洗濯ものを畳みながら、同僚と気付きを共有。何気ない会話がホームの穏やかな空気をつくります。

自宅での生活を支える高齢者・訪問介護

ケアフロンティア大津ケアセンター
訪問介護員 横田さん

門学校で資格を取り、デイサービスで働いたあと、8年間は事務や接客の仕事をしていました。再び介護の仕事を志したのは、過去の仕事の中で、介護現場での思い出が一番鮮明だったからです。

訪問介護は初めてで、知識の古さも不安でしたが、2カ月間の同行支援のおかげで、前向きに情報をアップデートできました。以前は手書きだった記録がスマホで完結するなど、ICT※化で現場の負担が減っていることにも驚きました。

利用者さんの暮らしに深く関われるのが、この仕事の魅力。「あんたが来ると楽しい」と、足が悪いのにわざわざ玄関まで出て、車が見えなくなるまで手を振ってくださるとありがたくて、涙ぐんでしまうこともあります。他職種を経験した今、やっぱり自分は介護の仕事が好きだと、改めて実感しています。
※ICT…情報通信技術(Information and Communication Technology)の略。

関東まで車で日帰り旅行をするほどドライブ好き。移動の多い訪問介護も楽しめます。

子どもの成長を支える障害児・放課後等デイサービス

放課後等デイサービス シーズステップ
児童指導員 松井さん

前は客室乗務員をしていましたが、育休中に孤独な育児や子どものニュースに触れ、「自分にも何かできることはないか」と考えるようになりました。幼馴染が立ち上げた放課後等デイサービスの話を聞き、未経験でしたが思い切って飛び込みました。

目的地に到着すれば完結する前職と違い、今は長い月日をかけて子どもの成長を見守ります。保護者の方と一緒に悩み、最善の道を考えていく。深く長く関わり続けるこの仕事には、これまでになかった温かい手応えがあります。

現在は広報として、SNSや「おたより」での発信も担当。同じ母親として、育児に不安を感じている方の心を少しでも軽くできたら嬉しいです。

子どもたちと全力で笑い、元気をもらう毎日の中で、私も一人の親として、支援員として、共に成長したいです。

先生ではなく「まつさん」として全力で遊ぶ姿勢が、子どもたちの「やってみたい!」のきっかけに。

24時間の安心を支える高齢者・介護老人福祉施設

特別養護老人ホーム真野しょうぶ苑
介護職員 蛯原えびはらさん

楽業界の裏方を経て、福祉の世界へ。お世話になった方への恩返しの思いで足を踏み入れたこの仕事も、気付けば10年を超えました。大切にしているのは、決められたケアに「プラスアルファ」の楽しさを添えること。外出支援の帰りにハンバーガー店へ寄り道をするなど、そんな小さな「特別感」を日常に取り入れています。

ケアには前職の経験を活かし、レコード鑑賞を取り入れました。温かな音色が、利用者さんの懐かしい記憶や豊かな表情を引き出します。対人支援の難しさもありますが、チームの協力や夜勤帯も手厚い人員配置のおかげで、心身にゆとりを持って働けており、長期休暇などリフレッシュできる環境も整っています。「どうすれば楽しく生活していただけるか」を考え、その人らしい笑顔をこれからも引き出していきたいです。

「次の曲、きっと知ってますよ」と笑いながら、レコードに針を落とす蛯原さんの手元を、利用者さんも楽しそうに見つめます。

介護の「あたりまえ」が変わっています

進化する福祉現場をのぞいてみよう!

「体力的に厳しそう」「腰を痛めそう」
そんなイメージは、現場の進化によって過去のものになりつつあります。進化を続ける、おおつの福祉現場の今をレポートします。

特別養護老人ホーム福寿荘の取り組み

高齢者介護×テクノロジー

24時間の「安心」が画面で見られる
見守りセンサー

ベッド下のセンサーが、呼吸、心拍、離床の動きなどの変化を検知し、職員のインカムや端末へリアルタイム通知。日夜を問わず、適切なタイミングで支援に向かえるようになりました。情報共有のスピードアップにより職員間の連携もスムーズになり、利用者一人ひとりの状態に合わせた、よりきめ細やかなケアの提供につながっています。

車椅子のまま入浴できる
最新入浴装置(自動洗浄付きミスト浴)

車椅子やストレッチャーのまま、お湯に浸かるのと同じ温熱効果を得られる最新装置。利用者の負担を和らげるだけでなく、自動洗浄機能により衛生管理も省力化。中腰作業や抱え上げが減ったことで職員の腰痛リスクも激減しています。

介護職員

見守りセンサーとの連動により、状態変化をすぐに把握でき、迷わず動けるようになりました。「行かないと分からない」という不安が減り、安心してケアに集中できています。

ICT担当職員

導入時の戸惑いを解消するため、丁寧にサポートし便利さを実感してもらうことを大切にしました。今では、より良いケアに欠かせない「相棒」です。

施設長

職員が笑顔で働ける環境は離職を防ぐだけでなく、質の高いケアにも直結します。テクノロジーで「働きやすさ」を高め、そこで生まれた「やさしい時間」を育む進化するケアを、これからも追及し続けます。

障害福祉サービス事業所(生活介護)さくらはうすの取り組み

障害者支援×抱え上げないケア

ノーリフティングケア

器具の活用で負担を軽減
利用者にももっと優しい介助

人力で「抱え上げない・持ち上げない」介助手法で、リフトやスライディングボード等の補助器具を使い、物理的な負荷を分散させます。職員の腰痛を防ぐだけでなく、利用者の「無理に引っ張られない」安心感や皮膚負担の軽減につながる、双方に優しいケアです。

サービス管理責任者

入職当時はいつまで仕事を続けられるか不安でしたが、ノーリフティングケアの導入で心身ともに楽になり、利用者さんと楽しく会話しながら介助できています。この仕事を、無理なく続けられることが何より嬉しいです。

生活支援員

『しんどいのが当たり前』ではなく、仕組みで負担を減らす意識が定着。研修や、ペア支援体制で、未経験者もコツを学び、自信を持って取り組めます。

産業医・専門委員

抱える介助は利用者さんにも大きな負荷と緊張を与えます。ノーリフティングは双方の安心安全を守る「質の高いケア」の形。この当たり前を地域へ広げ、身体の負担を理由に離職する人がいない社会を目指したいですね。

あなたの一歩バックアップ

\まずはここから!/
未経験だけど大丈夫? 今の生活と両立できる?

今回登場した方たちも、最初は今のあなたと同じ不安からスタートしました。少しでも介護・障害福祉の仕事が気になったなら一歩を踏み出してみませんか。

福祉の魅力を身近に感じる

障害 ヨコナビ

現場職員のインタビューや大学生の生の声を通して、障害福祉の多様な一面に触れられる一冊。「障害×アート」「障害×まちおこし」など、福祉の枠を超えた可能性やこの仕事の奥深さを知るヒントに。
ヨコナビ(市ホームページ)

介護 障害 おおつ介護フェスタ

日時/10月24日(土)
場所/ブランチ大津京
介護事業所や学校などによる飲食・手作り商品の販売ブースが並ぶほか、ステージではトークショーやビンゴ大会など楽しい企画が満載。

福祉の現場をのぞき見

介護 入門的研修&交流会

日程/9月頃
未経験から基礎知識・技術を学べる研修と、現場の匠や現役職員と本音で語り合える交流会。不安を解消し、介護職を身近に感じる場としてご活用ください。

障害 事業所横断インターンシップ

日程/年2回(各回5日間)
学生等の若年層を対象とした、事業所を複数巡る少人数制のプログラム。現場職員から「仕事の本音」を直接聞けます。初めてでも参加しやすい取り組みです。

働く姿を具体的にイメージ

介護 障害 福祉のお仕事“入門”セミナー

「資格は必要?」「どんな種類があるの?」そんな疑問に短時間で答えるセミナーです。オンラインでの参加も可能。福祉分野が初めての方、まずは情報収集から始めたい方に。

介護 障害 かいご・ふくし職場体験

実際の現場での短期間の体験で、仕事の魅力ややりがいを肌で感じることができます。現場の雰囲気や働き方を直接確認し、あなたにぴったりの職場を見つけるきっかけに。

介護 障害 かいご・ふくし職場説明会

日程/9月12日(土)
場所/市民文化会館
県内で介護や福祉の職場へ就職・転職を考えている方向けの説明会。複数の事業者から、職場の雰囲気ややりがいを聞くことができます。

お気軽にご相談ください!
福祉の仕事の情報提供や、希望の事業所への紹介・あっせんを行っています。
問い合わせ 滋賀県介護・福祉人材センター(草津市大路一丁目)☎︎077-567-3925
滋賀県 かいご・ふくしのシゴトWeb (求職中の方へ)

介護 障害 幅広く使える就職支援金貸付金も!

就職する際の費用を最大20万円貸し付ける制度で、県内で2年以上継続して働くと返還が全額免除に。引っ越しや国家試験の手数料などに活用可能。
問い合わせ 滋賀県社会福祉協議会 ☎︎077-567-3950
滋賀県 かいご・ふくしのシゴトWeb(介護・福祉 応援貸付金)

広報おおつWEB、7月号特集に関する
ご意見・ご感想をお聞かせください。
アンケートフォームは
こちら

介護・福祉人材確保対策室

TEL:077-528-2803

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