南北に長い地形で、山とびわ湖に囲まれた大津市。
住んでいる場所によって想定される災害が異なるため、一人ひとりの状況に合わせた防災を考えることが重要です。
自分や家族を守るため、一緒に防災について話し合ってみませんか?

・家の近くにはどんな危険がある?
・もしものとき、どこで集合する?
・家からの避難経路は?
【準備編】防災グッズ&ハザードマップを確認しよう
防災リュックを準備しよう
あまり欲張りすぎず、本当に必要なものだけをまとめておきましょう。
個人に合わせて用意し、それぞれ持ち出しやすい場所に保管しましょう。
いざというときに備えて、生活に必要なものをまとめておきましょう!
【参考例】























\ 食品は、普段から食べ慣れているものがいいよ!/

高齢者がいる家庭の備え
- 大人用紙パンツ
- 補聴器
- 介護食
- 入れ歯洗浄剤
- 吸水パッド
- デリケートゾーンの洗浄剤 など
女性の備え
- 生理用品
- おりものシート
- サニタリーショーツ
- 中身の見えないゴミ袋
- 防犯ブザー
- ホイッスル など
子どもがいる家庭の備え
- ミルク(粉や液体)
- 使い捨て哺乳瓶
- 離乳食
- 携帯カトラリー
- 子ども用紙おむつ
- おしりふき
- ネックライト
- 抱っこひも
- 子どもの靴
- 母子健康手帳
- おもちゃ
- 絵本 など
\ 自分に必要なものを考えてみよう!/

ハザードマップを確認しよう
日頃から、自宅周辺の危険な場所や避難所、避難経路を確認しておきましょう。
見方をチェック
土砂・洪水ハザードマップ
~土砂災害や大河川の洪水を反映~
地図上で着色されている箇所が土砂災害や琵琶湖と大きな河川の洪水の危険性がある箇所です。

水害ハザードマップ
~中小河川や身近な水路の氾濫を反映~
地図上で着色されている箇所が洪水や中小河川などの内水氾濫の危険性がある箇所です。

防災ナビからもハザードマップを確認できます!
動き方をチェック

※マンションに居住しているなど、建物が頑丈で浸水する深さよりも高いところにいる場合、自宅に留まり安全確保することも可能です。
【計画編】マイ・タイムラインをつくろう ~風水害に備えて~
防災グッズの準備や情報収集に加えて大切なのが、避難計画を立てること。
もしものとき、あなたは誰と、どこへ、どのように避難しますか?
自分に合った避難計画「マイ・タイムライン」を、防災士の久保さんと一緒につくってみましょう。
\教えてくれるのは/

支部長 久保さん
マイ・タイムラインづくりを広めるため、小学校などへの出前授業の講師をしています。
【Q&A】

Q.マイ・タイムラインって何?
A.災害が起きたときの自分や家族が、どのように行動するか、時系列に沿って立てた計画です。時系列で整理することで、今、何をするべきかがはっきりとして行動しやすくなります。

Q.どうして必要なの?
A.災害は急にやってきます。いざ避難しようと思っても、なかなかうまく動けないのが現状です。前もって計画を立てておくことで、慌てずに素早く安全を確保することができます。

Q.どうやってつくったらいいの?
A.ポイントは「避難開始」と「避難完了」の2つの時間を決めることです。人によって避難するのにかかる時間は違うので、それを逆算すると、いつ、何をすればよいかが見えてきます。

Q.見直しのタイミングは?
A.家の場所や家族構成など、環境が変わったときです。お子さんの進級・進学などもそうですね。環境が変われば、避難する場所や方法も変わるので、定期的な見直しが大切です。

【警戒レベル相当情報】大雨になりそうと思ったら
【行政からの避難情報等】
なし
【基本の行動】
- 天気予報を確認
- 食料の買い出し
- 備蓄品の点検と不足分の買い出し
- 家族内の災害時の連絡方法を確認
- 家の周りに飛ばされそうなものがないか確認
【我が家の計画(記入例)】

- 作成したマイ・タイムラインを再確認
- 家族の居場所を確認
- 家族の今後の予定を確認
- ペットホテルに問い合わせる
- 避難場所を確認
- 〇〇小学校(徒歩5分)
- △△中学校(徒歩15分)
- ××公民館(車で5分)
【警戒レベル相当情報】大雨注意報洪水注意報など
【行政からの避難情報等】
なし
【基本の行動】
- 避難場所・避難経路の再確認
- 道路交通の状況を確認
- 携帯電話とモバイルバッテリーの充電
- 懐中電灯や乾電池の準備
【我が家の計画(記入例)】
- 防災リュックを確認
- 防災ナビ等で避難場所を確認
- 今後の気象情報を確認
- 家族に連絡する
- 子どもを迎えに行く
- 大事なものを2階へ運ぶ
- 自転車を家の中へ入れる
- 庭木をくくる、大きな植木鉢を片付ける
【警戒レベル相当情報】大雨警報 洪水警報
【行政からの避難情報等】
なし
【基本の行動】
- 市からの最新の避難所開設状況等をテレビなどで確認

【我が家の計画(記入例)】
- 近所の人と避難方法などの情報交換をする
【警戒レベル相当情報】土砂災害警戒情報など
【行政からの避難情報等】
高齢者等避難
【基本の行動】
高齢者等避難発令で避難開始
- 高齢者や障害者など避難に時間がかかる人は、危険な場所から避難
【我が家の計画(記入例)】
- 貴重品、常備薬や持病の薬を防災リュックに入れる⇨忘れ物がないか最終チェック
- いつでも避難できるような服装に着替える
- 隣県に住んでいる祖父母の状況を電話で確認
- ペットをケージに入れて避難の準備をする
- 相談して避難先を決定
【警戒レベル相当情報】土砂災害警戒情報など
【行政からの避難情報等】
避難指示
【基本の行動】
避難指示発令で避難開始
- 避難所や親戚・知人の家などへの避難、または安全な自宅の上の階へ避難
【我が家の計画(記入例)】
- ガスの元栓を閉め、電源ブレーカーを落とすなど、家の戸締りをする
- 避難先を親戚に知らせておく
- 防災メールで避難指示発令を確認⇨避難開始!!
- 避難完了
✏️まずは、「避難開始」「避難完了」のタイミングを書き込もう!
【警戒レベル相当情報】大雨特別警報など
【行政からの避難情報等】
緊急安全確保
【基本の行動】
命の危険!直ちに安全確保
命を守る最善の行動をとる

情報収集の手段を確認しよう
【防災メール】
携帯電話やパソコンへ避難情報や気象情報などをメールで配信しています。

【防災ポータル】
ハザードマップ、避難場所、避難行動など市の防災情報をまとめています。

防災ポータルはこちらから
【災害用伝言ダイヤル171
電話がつながりにくい災害時に伝言を残せるサービスです。家族間の安否確認や集合場所の連絡などに利用できます。
☎︎171
防災ナビからも災害用伝言版(web171)へアクセスできます!
【防災ナビ】
市が配信している無料アプリです。ダウンロードして備えておきましょう。

1.ハザードマップ表示が充実
土砂災害区域や浸水想定区域、活断層分布などが一目で分かる!
2.現在地周辺の避難場所、指定緊急避難場所、AED設置箇所が分かる
3.避難所までの経路を案内
災害時のスムーズな避難を助けます。
4.安否の登録・確認
事前に家族等の情報を登録しておくと、災害時に安否を登録・確認できます。
5.プッシュ通知で防災情報をいち早くお知らせ
避難情報や地震情報をプッシュ通知。土砂災害の危険性が高まっているエリアにいるユーザーに注意喚起します。
防災ナビダウンロードはapp storeから(iphone用)
防災ナビダウンロードはGoogle Playから(Android用)
「マイ・タイムライン」の様式がダウンロードできます!
防災ポータルからファイルをダウンロードして、あなたの「マイ・タイムライン」をぜひ作ってみてください!
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