9月の認知症月間に合わせて、「オレンジリングフォーラムおおつ」が開催されました。瀬田川病院の青木浄亮院長の講演や認知症の当事者とご家族が参加してくださった座談会は、高齢の親を持つ私自身にとっても有意義な機会となりました。
「何回も聞くことがあっても何回も教えてほしい」との言葉から、根気強く接するなど本人のしんどさを理解した関わりの大切さに気付かされるとともに、改めて認知症の当事者や介護する家族を孤立させない取り組みの重要性を強く感じました。
また、介護施設で食器を洗ったりするなど認知症になってもできることに積極的に取り組んでいる日常の様子が紹介され、最後にお孫さんからの「いつか自分たちのことを忘れてしまっても面会に行って、変わらず声をかけるよ」という手紙が読み上げられると胸が熱くなりました。
市では、これまでから認知症サポーターの養成や介護人材の確保の支援などに力を入れてきましたが、現在、策定中の大津市総合計画第3期実行計画でも認知症施策を重点プロジェクトの一つとしており、引き続き、多様な主体の皆さんと連携し、認知症になっても支え合いながら、いきいきと暮らせるまちを目指して取り組んでまいります。